1/35タミヤ II号戦車F/G型を作りました。
改造等は全くせずに、完全に素組みで完成させただけです。

当初、このキットを作る予定はなかったのですが、丁度、新製品の塗料としてアクリジョンが発売された事もあって、その試し塗りにと作ってみた物です。
何故このキットか？と言うと、戦車の場合、塗り損じがあってもどうにかリカバリー出来るし、このII号戦車は価格も安くてこうした実験に最適と言う事です。
キット自体、非常に古い物ですし、価格も値上がりしたとは言え1000円程度で買えてしまいます。
それでも、こうして塗装してやると、とてもそんな風には見えないですね。さすがはタミヤ様。

このキットで初めて使ってみたアクリジョンの使用感なんですが、水性アクリルでありながら、乾燥も早くて塗膜は強く臭いは少ない。
乾燥してしまえば、上からアクリジョンを重ね塗りしても下のアクリジョンが溶ける事は無く、乾燥前なら水で洗い流して塗り直す事も可。
さらにこの作品の場合、アクリジョンで本体色を塗った上から、エナメル塗料でウォッシングもしてあります。
ところどころ、ピンポイントで塗膜の剥げた個所もありましたが、ちょっとしたリタッチでカバー出来る程度でした。

ただ、ハンドピースで塗る場合、ラッカーと同じように溶剤でシャブシャブに薄めて塗るのではなく、塗料に水を少量混ぜて吹くのが良さそうです。
専用の薄め液もありますが、結局は使っていません。むしろ、水で薄めた方が調子良いです。
メーカーの取説にも書かれてあったんですが、従来の塗料とは使用感が違うので慣れが必要ともあったので、当分こうして実験して行こうかと思っています。